建ぺい率と容積率

建ぺい率とは、建築物の建築面積(建坪のことで建物を真上から見たときの面積)の敷地面積に対する割合です。例えば、敷地面積100㎡で建ぺい率の上限が50%の場合、原則として建築面積50㎡の建物までしか建築できません。この上限を定めて、敷地に一定の適度な空地を確保し、日当たりや風通しの遮りの防止や近隣で火災が発生した場合の延焼防止などを図るものです。

容積率とは、建築物の延べ面積(各階の床面積の合計)の敷地面積に対する割合です。例えば、敷地面積100㎡で容積率の上限が120%の場合、原則として延べ面積120㎡の建物までしか建築できません。1階床面積60㎡の場合は2階床面積は60㎡まで建築物を建築できるということです。この上限を定めて建築物の規模を抑え、過密化防止を図るものです。

吉原行政書士事務所
吉原俊治